文法の形式の整理

二つの言葉を組みにする言い方・助詞

同じ言葉、[ruby word=対 rt=つい]になる言葉を二回重ねていい表現があります。同じ言葉を重ねるのは、主に例を挙げるものです。また、特別な使い方の助詞も整理しましょう。

～やら～やら	[ruby word=四角 rt=しかく]いものやら丸いものやら色々な形の皿がある。
～というか～というか	このクラスはうるさいというか賑やかというか……。
～にしても～にしても～にしろ～にしろ～にせよ～にせよ	野菜にしても魚にしても、材料は新鮮なほうがいい。入院するにしろ、通院するにしろ、お金がかかるだろう。与党にせよ野党にせよ、リーダーは責任が重い。
～だの～だの	＝うんざりというニュアンスで例を挙げる。[label flag=info]話し言葉[/label] ① 弟の部屋は、紙くずだの空き缶だのでいっぱいだ。 ② 隣のうちの人は、ゴミの出し方が悪いだの夜の洗濯は駄目だの。文句ばかり言う。
～か～ないかのうちに	夜が明けたか開けないかのうちに家を出た。
～（よ）うか～まいか	旅行に行こうか行くまいか迷っている。

助詞	文法形式	例
とは	とは	留学とは外国で勉強することだ。
ぐらい・くらい	ぐらい・くらい	分からない言葉ぐらい調べてなさい。
など・なんか・なんて	など・なんか・なんて	医者になんかならなければよかった。
まで	まで・までして	この[ruby word=山小屋 rt=やまごや]には電子レンジまである。 [ruby word=借金 rt=しゃっきん]までして車を買うんですか。
として	～として～ない	この寒さはには1日として我慢できない。
さえ	～さえ	のどが痛くてお粥さえ食べられない。お金さえあれば、この困難を乗り切れる。
のみ	～のみ	＝限定を表す。[label flag=info]硬い言い方[/label] ① ここから先は、関係者のみ入場可とする。 ② 土地のみのアルバイトを探している。